和泉経済研究所

独立系証券アナリストという仕事

学歴・大学ブランド論争雑感

http://www.cnbc.com/id/45243912 http://www.20u.org/学歴論争が始まるといつも思い出すのが、この番組だ。詳しいことはわからないが、20歳以下の若者に大学を中退させ、起業に専念させる『奨学金のプロジェクト』に関するドキュメンタリーだった。PAYPALの…

『ロシアショック』を読み返す

ロシア・ショック作者: 大前研一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (28件) を見るロシアが急に騒がしくなっているが、既存メディアからの情報は相変わらず硬直的だ。リスクオン⇔リス…

解りやすいメディア論

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体作者: 田端信太郎出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2012/11/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 139回この商品を含むブログ (23件) を見る大組織に所属しなくなってから『メディア』について考…

研究所の研究

とある会社のR&D説明会に参加。そこでのアナリストの質問は、どうやって儲けるのという類の質問ばかり。マネタイズはもちろん大切ですが、その議論は、この場ははなく、マーケティングや事業部などほかでやってと感じました。経営戦略との整合性やリソース配…

儲かる農業

農業に関しては全く門外漢ですが、農業分野に力を入れると宣言しているIT系企業が最近やたらと多いため気になっていたテーマです。本書「儲かる農業」は、私のような農業素人にも、刺激的な一冊でした。この本には、脱サラし、義理の父から受け継いだ産地業…

「不本意な敗戦」 なにが不本意だったのか

不本意な敗戦 エルピーダの戦い作者: 坂本幸雄出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2013/10/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 突然の会社更生法の申請から1年半。ようやく、坂本さんの肉声で、どうしてあのような結末になったか…

私の身近なメイカーズ

ご無沙汰いたしました。本日はスイスに住む甥のマサトくんの新ビジネスについてお話します。彼はスイスの大学を卒業後、1年間東京大学の大学院に留学後、欧州の重電メーカーであるアルストムに就職しました。その後、2年間で退職し、今は3Dプリンタを使った…

シャープを創った男 早川徳次伝 

「シャープを創った男」を読みました。タイトル通り、シャープの創業者である早川徳次郎の偉人伝なのですが、関東大震災前までの情景は、藤沢周平の江戸庶民文学のような悲喜こもごもな味わいがあります。早川氏は、1893年東京日本橋生まれで、2才で養子に出さ…

石坂泰三 もうきみには頼まない

もう、きみには頼まない―石坂泰三の世界 (文春文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/06/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 38回この商品を含むブログ (15件) を見る第一生命、東芝、アラビア石油の社長や、経団連、万国博覧会協会の…

設計・製造ソリューション展で考えたこと

業界の展示会は、その業界の盛り上がり度を体感するためにとても有益です。先週は、東京ビックサイトで開催された第24回 設計・製造ソリューション展を見学に行きました。米国製の3Dプリンターを実演しているブースでの人の多さには驚きました。20年ぐらい…