研究所の研究
とある会社のR&D説明会に参加。そこでのアナリストの質問は、どうやって儲けるのという類の質問ばかり。マネタイズはもちろん大切ですが、その議論は、この場ははなく、マーケティングや事業部などほかでやってと感じました。経営戦略との整合性やリソース配分の見極めに加え、やはり、イノベーションを起こす仕組みをどうやって作っているかを探ることが重要ではないかと。
そう考えるきっかけを作ってくれたのが本書「世界の技術を支配するベル研究所の興亡」です。100年前からのベル研の歴史をたどると、ベンチャーキャピタルと組んでイノベーションを起こすシリコンバレーモデル(これはこれで格好いいのですが)だけが全てではないことが理解できます。グーグルもここからヒントを得ていると推察されます。
- 作者: ジョン・ガートナー,土方奈美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: 単行本
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